Good Sleep Talk

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ライフスタイルと眠り

コーヒーに睡眠薬を混ぜて飲ませると“バタッ”というのは、あり得ませんよ

内山真先生

内山─さて,ここまでお話しさせていただいて感じたところでは,高島さんのライフスタイルですと睡眠薬をお飲みになられるようなところまではもちろんいっていないと思いますし,結構,眠りの問題に関しては若さと気合で向かって行ってらっしゃるような印象を受けましたので(笑),高島さんが,睡眠薬に対してどのようなイメージをお持ちか,お聞かせいただけましたら。

高島─そうですね,とにかくこのタイトなスケジュールと常に戦っているという感じで,さきほどおっしゃったように,気合で乗り切ってしまうタイプかもしれませんので(笑),睡眠薬を飲みたいと思ったことはありませんね。あと,サスペンスドラマのストーリーに使われている睡眠薬のイメージにとらわれているのかもしれませんけど,自殺のときに使うとか,そんなイメージがあるかな……。

内山─そうでしょうね。私も,この仕事に就く前は,いささかネガティヴなイメージを持っていたんですけど,実は,今医者が患者さんに処方している睡眠薬には,自殺できる薬はほとんどないんですよ。

高島─へぇー! そうでしたか。だとすると,サスペンスドラマが悪いイメージを作ってしまったのかもしれませんね(笑)。

内山─うーん,そういう面もあるかもしれませんね(笑)。実際に,睡眠薬で自殺した人がいるというニュースは,最近新聞で見たことがありませんしね。

高島─そういえばそうですね。

内山─私のような立場からすると,そういう,睡眠薬の安全性といいますか,その点についての一般的な誤解を解いていきたいという気持ちがありますね。「睡眠薬は,医師の指示を守って使用すれば,決して危険な薬ではありませんよ」→「睡眠障害対処12 の指針」12

ということですね。確かに,何十年も前の大昔の睡眠薬には少々危険な副作用を起こす恐れがあるものもあったかもしれませんが,最近開発され,現在使われている睡眠薬は,いろんな意味で本当に進歩しました。
テレビドラマで,コーヒーの中に睡眠薬をちょこっと入れて飲ませると,相手がバタッと倒れてしまったりするシーン……ありますよね。

高島─ありますね(笑)。

高島礼子さん

内山─しかし実際には,睡眠薬というのは飲んでから30-40分経たないと効いてこないので,コーヒーと一緒に飲むと,コーヒーに負けてしまったりするんですよ,1錠や2錠では。

高島─いやぁ,そうでしたか。

内山─ただし,アルコールとは絶対に混ぜてはいけませんけどね。それをやると,本当にテレビドラマのシーンのようなことも起こりかねません。

高島─どんなお薬でも同じなんでしょうけど,そういう危険な飲み方とか,副作用のことなどを,きちんと正しく知った上で飲まなければいけませんよね。

内山─それは非常に大切なことです。よく副作用のことについて説明してもらった上で,医師の指示をきちんと守っていただくこと,何か少しでもおかしいなと思うことがあったら,自己診断しないで必ず医師に相談すること。この対談のような感じで相談して頂けると非常に話もクリアになるし,医者としても助かるんですけれども(笑)。
眠りに関して何らかのこだわりを持っておられる方が,そのこだわりを捨てたり,考え方を変えたりできるようになることだけでも,やはりある程度の期間を必要とするので,とにかく焦らないでじっくりと取り組むこと。それから,極端なことをしたり極端なことを考えたりしないことですね。

高島─それは,眠りの悩みに限った話ではなくて,生活とか人生のいろんな局面で大事になってくることですよね。

内山─全く,その通りですね。多忙な日々が続くことと思いますが,これからも変わらぬ高島さんのご活躍を楽しみにしています。本日は,どうもありがとうございました。

高島─普段なかなかお聞きできないお話を,本当に楽しく聞かせていただくことができました。こちらこそ,ありがとうございました。

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