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眠りは体が発する健康のサイン “眠り”のしくみ

体温は眠りを左右する!-年齢で変わる入眠-

ヒトの深部体温はおよそ24時間周期で変動し、明け方に最も低く、夕方・夜にかけて上昇します。
就寝時に、大人は手足からの放熱により、深部体温が下がり、入眠が促されます(図)1)

体温リズムが眠りを導く
-就寝前後の深部体温と皮膚温度-(海外の研究)

健康な若年男性18名(22~30歳)を対象に、体温と睡眠の関係を検討(海外データ)
Kräuchi K et al. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2000: 278(3): R741-8 を参考に作図

一方、幼児は、発汗や手足からの放熱メカニズムが十分発達しておらず、胸や腹部など体の中心近くの皮膚温度を調整することで、体温調節をすると報告されています2)

このように、幼児は体温調節機能が未熟で、深部体温が就寝時の室温や寝具の影響を受けやすいため2)、就寝時は厚着を控えて、かけ布団で体温を調節するなどの配慮が大切です。

高齢になると、手足の末梢血管が広がりにくくなり、血の巡りが悪くなるため、手足が冷えやすくなります。そのため、入眠に必要な放熱が妨げられ、深部体温の低下が起こりにくくなり、寝付きにくくなる(入眠潜時が延びる)傾向があります3)
また、概日リズムによる昼夜差が小さくなることも、睡眠の質にも影響を及ぼすと考えられています4)

そのため高齢者では、就寝前に足浴や手足を温めるなど、就寝後に放熱を促す工夫をすることが、入眠しやすくすることに効果的とされています5)

  • 1)Kräuchi K et al. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2000: 278(3): R741-8
  • 2)Okamoto-Mizuno K et al. Behav Sleep Med. 2018: 16(1): 64-78
  • 3)Raymann RJEM et al. Physiol Behav. 2007: 90(2-3): 257-66
  • 4)Hood S and Amir S. J Clin Invest. 2017: 127(2): 437-46
  • 5)Nasiri K et al. BMC Geriatr. 2024: 24(1): 191 
  • 【参考】日本睡眠学会 編. 睡眠学 第2版. 朝倉書店 2020 p. 148-9
    駒田陽子・井上雄一 編. 子どもの睡眠ガイドブック: 眠りの発達と睡眠障害の理解. 朝倉書店 2019 p. 9-10

“眠り”のしくみ

“眠り”の不思議 子どもと高齢者の睡眠 成長と加齢でしくみが変わる

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