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眠りは体が発する健康のサイン “眠り”のしくみ

二度寝してしまう……-目覚まし時計との関係-

朝、アラームが鳴ってもつい「あと5分だけ…」と二度寝してしまうことがあります。

日本で行われた健康な若年成人を対象とした研究では、アラームを3分ごとに複数回使って起床した場合(スヌーズ機能を使用)、1回のアラームで起きた場合(スヌーズ機能を非使用)に比べて、起床後もしばらく寝起きの反応が遅かったと報告されています(図)1)
このように、スヌーズ機能で生じる短い二度寝は、かえって寝起きを悪化させる可能性があります。

スヌーズ機能を使うと寝起きの反応は遅くなる1)

スヌーズ機能を使うと寝起きの反応は遅くなる

日本の大学生10人を対象に、スヌーズ機能使用と非使用の2夜を比較し、起床直後の平均聴覚反応時間を測定
(反復測定ANOVA:*p<0.05、エラーバーは標準誤差)
Ogawa K et al. J Physiol Anthropol. 2022: 41(1): 43 Fig.1aを翻訳 © Ogawa K et al 2021. CC BY 4.0

起床直後は、脳の覚醒がまだ追いつかず、注意力・処理速度が低下する睡眠慣性の時間帯です2)
起床後に短い再入眠(いわゆる“スヌーズ”行動)を繰り返すと、睡眠が断片化することで睡眠慣性が延長し、結果として起床後の反応の立ち上がりが遅くなる可能性が、同じ実験で示されています1)

現時点では、スヌーズ機能を使わず一度で起きるほうが、起床後の覚醒が早く整いやすいとされています1, 2)

  • 1)Ogawa K et al. J Physiol Anthropol. 2022: 41(1): 43
  • 2)Tassi P and Muzet A. Sleep Med Rev. 2000: 4(4): 341-53 
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