STEP1 睡眠や不眠について知る

睡眠薬は怖くない!睡眠薬Q&A

監修:日本大学医学部 客員教授・東京足立病院 院長 内山 真 先生

不眠症とは

睡眠障害グラフ

夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の体調不良が起こる状態を指します。

日本においては約5人に1人が、このような不眠の症状で悩んでいるとされています。不眠症は、小児期や青年期にはまれですが、20~30歳代に始まり加齢とともに増加し、中年、老年と急激に増加します。

また、男性よりも女性に多いといわれています。

不眠症のタイプ

入眠困難
床についてもなかなか(30分~1時間以上)眠りにつけない。
中途覚醒
いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める。
早朝覚醒
希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。
熟眠障害
眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない。

なお、これらの症状は同時に複数現れることがあります。

不眠症を引き起こす主な原因

環境要因
時差がある場所、枕が変わる、また暑さや騒音、明るさなどの影響など
身体要因
年齢、性差、頻尿、痛み、かゆみなど
心の要因
悩みやイライラ、極度の緊張からの精神的ストレス、睡眠に対するこだわりなど
生活習慣要因
アルコール、ニコチン、カフェインの摂取、薬の副作用、運動不足など

危険度セルフチェック

あなたの症状のレベルをチェック!危険度セルフチェック

危険度チェック : 不眠症

1.寝つき(布団に入ってから眠るまでに要する時間)は?
2.夜間、睡眠途中に目が覚めることは?
3.希望する起床時間より早く目覚め、それ以上眠れなかったか?
4.全体的な睡眠の質は?
5.総睡眠時間は?
6.日中の気分は?
7.日中の活動について(身体的及び精神的)は?
8.日中の眠気については?
※未入力の項目があります。

不調が続くようなら医師に相談することをお勧めします。

比較的軽度です。まずは睡眠トピックスでご自身の症状に近い話題を読むなどして不眠に対する理解を深めましょう。

できれば医師に相談することをお勧めします。

少し心配な状態です。できれば医師に相談することをお勧めします。
まずは自分の眠りをなるべく正確に記録することから始めてみて下さい。睡眠日誌にご自身の睡眠状態を記録しましょう。原因の特定や対処法を考えやすくなります。 まずは2週間程度記録してみましょう。受診時に医師に見せてください。

早急に医師に相談することをお勧めします。

多くの睡眠障害の状態が見受けられます。早急にお近くの医師に相談することをお勧めします。

事前に睡眠日誌にご自身の睡眠の状態を記録し、受診時に医師に見せていただくと原因の特定や対処法を考えやすくなります。まずは2週間程度記録してみましょう。

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