眠りの王様ナマケモノ、ほとんど眠らないウマやウシ
動物たちは、どのくらいの時間、眠っているのでしょうか。
ほ乳類のなかでよく眠るのはナマケモノやアルマジロの仲間で、1日に18~20時間も眠っています。
一方、短時間しか眠らないのは、草食動物です。たとえばウマやウシの睡眠時間は、1日にわずか2~3時間。これは、野生の草食動物は肉食動物に狙われやすいので、ゆっくりと眠ることができないためです。
眠りは人それぞれ
1日2~3時間しか眠らない草食動物ですが、おそわれる心配がないときに「うとうと状態」で休み、短時間睡眠を補っています。他にも、細切れに眠る動物もいれば、イルカや鳥のなかには左右の脳を交互に休ませて眠るものもいます。
このように動物たちは、自分に合った眠りを工夫しています。人間の睡眠も人それぞれです。例えばナポレオンは3時間、アインシュタインは10時間以上眠ったといわれています。睡眠は長さだけでなく、質もたいせつなのです。