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ヤマネ先生「私は、冬の間ずっと眠り続けることができます。つまり、眠ることにかけてはエキスパート!
森の動物たちの睡眠の相談相手になっています。」
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ヤマネ先生「おやおや?今日も誰か相談に来たようですよ。」
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「森のオオカミさんの悩み」編
~睡眠障害の対処②アルコールによる不眠~
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ヤマネ先生「どうされましたか?」
オオカミさん「最近、朝早く目が覚めて困っているんです。」
ヤマネ先生「何かこれまでと変わったことはありますか?」
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オオカミさん「今までは夜、寝る前にお酒を飲むとよく眠れていたんですが…だんだん朝早く目が覚めるようになってきたんですよ。」
ヤマネ先生「わかりました!寝る前のお酒が原因です!!」
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<睡眠障害の対処②アルコールによる不眠>
- アルコールは睡眠導入には効果がありますが、逆に睡眠を浅くし、利尿作用もあることから、中途覚醒や早朝覚醒の原因となり、睡眠障害を引き起こします。
- また、アルコールは容易に耐性を形成し、同じ量では入眠できなくなり、次第に摂取量が多くなります。
- 長期化すると、肝障害、アルコール依存症などの危険があります。
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オオカミさん「『睡眠薬より寝酒の方が安全』は、誤った知識だったんですか?」
ヤマネ先生「現在、広く使われている睡眠薬は、アルコールのように睡眠後半での睡眠障害を起こしません。」
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ヤマネ先生「それに肝障害も少なくはるかに安全です。」
オオカミさん「わかりました。寝酒はしないようにします。でも、すぐに止められるか自信がありません…。」
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ヤマネ先生「もう一度、飲酒の時間も含めて、生活習慣を見直すことから始めましょう。いろいろ試してみても、よく眠れないときは、睡眠薬の服用も考えましょう。」
オオカミさん「はい、わかりました!」
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ヤマネ先生「あと、この『睡眠障害対処の12の指針』をぜひ、読んでみてください。きっと、役に立つはずですよ。」
オオカミさん「ヤマネ先生、ありがとうございます!」
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「森のオオカミさんの悩み」編 おしまい