睡眠中の脳では、老廃物の掃除が行われていると考えられています1)。
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レム睡眠中、細かい脳血管の血流が上がり、脳内で物質が活発に交換される2)。
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ノンレム睡眠中、脳脊髄液により脳から老廃物が排出される3)。
特に、より深い睡眠状態時に排出されやすい。
正常な睡眠がとれていない人では、脳内の老廃物の掃除が不十分になります2, 3)。
脳内に老廃物が溜まると、認知症などのリスクがあがってしまうこともわかっています1)。
- 1)日本睡眠学会 編. 睡眠学 第2版. 朝倉書店2020 p.226-9
- 2)Tsai CJ et al. Cell Rep. 2021: 36(7): 109558
- 3)Hablitz LM et al. Sci Adv. 2019: 5(2): eaav5447