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睡眠トピックス

ドクターからのメッセージ

第13回
睡眠時字無呼吸症候群でのCPAP治療施行と、それでも残る日中の眠気への対処

医療法人社団SSC
スリープ&ストレスクリニック 理事長
林田 健一 先生より

睡眠時無呼吸症候群の患者さんに対する生活指導

CPAPやマウスピースは、あくまでも対症療法になります。無呼吸症候群を根治的に治療するためには、特に肥満のコントロールがとても重要になってきます。体重が1割落ちるだけで無呼吸や低呼吸は3割ほど少なくなるといった報告もありますので、時間をかけてゆっくり体重を落とすことが重要です。

また、規則的な睡眠習慣で適切な睡眠を確保することがとても重要になります。睡眠不足では、せっかくCPAPやマウスピースをしていても効果が台無しになってしまいます。また、夜型の生活をしたり、寝て起きてという時間が不規則になったりすると、日中の眠気の原因になったり、良質な睡眠が取りづらくなりますので、なるべく決まった時間帯に睡眠を取るようにしてください。睡眠時間については個人差もありますが、7時間程度を目安に足りないようであればそこから少しずつ延ばしていく方法がよろしいかと思います。夜型の生活にならないためにも、朝はしっかりカーテンを開けて自然光を浴びるように心がけてください。また、お昼の休憩時間の最後は20分程度の仮眠を取る習慣で午後の眠気を少しリフレッシュすることが可能になりますので、ぜひ実践してみてください。

嗜好品の取り方にも注意が必要です。特にアルコールは喉の筋肉を緩めて、無呼吸や低呼吸を起こりやすくしてしまいます。また、睡眠の質も低下させるため、なるべくアルコールは控えるようにしましょう。それから、カフェインの取り過ぎも夜の睡眠の質を下げたり寝つきを悪くしたりしますので、夕飯後、夜の8時くらいからはノンカフェインで過ごすようにしてください。ニコチンにも覚醒効果があるため、眠れないときの一服は避けるようにしてください。

~日常生活で気を付けること~

  • 肥満を改善する
  • 規則正しい睡眠習慣を心がける
  • 就寝前の飲酒や喫煙は控え、カフェインの取り過ぎに注意する
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