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睡眠トピックス

ドクターからのメッセージ

第13回
睡眠時字無呼吸症候群でのCPAP治療施行と、それでも残る日中の眠気への対処

医療法人社団SSC
スリープ&ストレスクリニック 理事長
林田 健一 先生より

CPAP治療が十分になされていても、日中の眠気が残る場合に行われる検査と治療

眠気を来たす他の要因を除外した上で、それでもCPAPを使っていても眠気が残る場合には、その残った眠気の客観的評価を行います。反復睡眠潜時検査(MSLT検査)と言われ、具体的には、無呼吸の診断のときに用いた終夜ポリグラフ検査の装置を着けて昼間記録します。日中2時間おきに4~5回暗い検査室で寝てもらうという指導をします。それで、どれくらいのスピードで実際に寝てしまうのか、またそのときに何か特殊な脳波がないかという鑑別も踏まえて客観的な眠気の強さを評価していきます。この記録で平均8分以内に眠ってしまうような強い眠気があった場合に具体的な治療に移るといった基準が設けられています。

このような検査を踏まえて、客観的にも日中の眠気が残っているといった診断・判断になった場合は、最近新しいお薬があります。このお薬は、人間の睡眠と覚醒のうち、覚醒力のほうを維持する・促進するといった効能がありまして、朝1錠飲むと日中の間は居眠りや眠気を感じることなく過ごすことができます。少しずつ少量から使うことで大きな副作用なく過ごせる方が多いと思います。お薬を飲んで昼間の眠気が改善した場合にもCPAPやマウスピースを止めてしまうと再度眠気を来たす原因になりますので、あくまでも通常のCPAPやマウスピース治療で取りきれない眠気に対してのサポート、補足になるお薬だと理解してください。

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