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睡眠トピックス

ドクターからのメッセージ

第13回
睡眠時字無呼吸症候群でのCPAP治療施行と、それでも残る日中の眠気への対処

医療法人社団SSC
スリープ&ストレスクリニック 理事長
林田 健一 先生より

すでにCPAPによる治療を行っている患者さんで、 睡眠時無呼吸症候群の症状改善がみられない場合の対処法

CPAPを使用していても十分な効果が得られない場合は、CPAPが適正に使用できているか確認することが重要です。マスクが合っていないと空気が途中で漏れてしまったり、結露が多くて途中で目が覚めてしまったり、あるいはマスクを付けるとどうしても鼻が詰まってしまったりなど、眠りの妨げになっている場合は調整や対策が必要になりますので、ご家族に確認していただいたり、担当のドクターとよく相談するようにしてください。

それでも眠気が残っている場合、まず日々の睡眠を見直してみるようにしましょう。平日・休日ともに2週間くらいはなるべく7時間を切らないように十分な睡眠を取ってみてください。お忙しい方だと平日は5~6時間、そして休日に8~9時間、場合によっては10時間以上と寝貯めをする方も多いのですが、このように睡眠時間がばらついていると、平日の日中の眠気の原因につながりかねません。

また、脚がむずむずしたり、じっと布団にいられないようなレストレスレッグ症候群、あるいはよく観察していると寝ているときに周期的に脚がぴくんぴくんと動く周期性四肢運動が起こっていないかどうか、このような場合は専門医による確定診断が必要になりますのでご相談いただき、適切な良質な睡眠を取っていくことが重要になります。

その他、アルコールの取り過ぎによる睡眠の不良も翌日の眠気や倦怠感につながります。また、眠気を起こすような抗アレルギー薬や精神安定剤を服用されている方は、薬剤の調整をすることで眠気が軽減する場合もあると思いますので、担当の先生と相談してみてください。さらに、精神的な疲労が眠気や倦怠感として認識される場合もありますので、気分転換、ストレスチェックも行うようにしましょう。

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