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睡眠トピックス

矢崎葉子 連載エッセイ 眠れぬ夜のあなたへ 10年来の不眠症に悪戦苦闘。「不眠な人々」の著者が語る、眠れないあなたへの処方薬。

Vol.1「眠れないのはあなただけじゃない」

デリケートな女性の眠り

聞けば、女性が睡眠に不満を抱くケースは男性よりも多いらしい。脳波の上での睡眠の質は、実は男性より女性の方が優っているという結果があるそうだが、にもかかわらず、不眠の訴えは女性の方が多いという。女のわがままか、気のせいか? いや、そうではなく、その理由として睡眠が性ホルモンに左右されることがあげられる。男女を問わず睡眠の質と量は年齢によって変化するが、女性の場合は初潮、妊娠、出産、閉経と一生のうちで女性ホルモンの分泌に大きな変動があり、個人差はあるものの、それが睡眠に影響するらしいのだ。たとえば生理前や生理中に眠気に襲われるというのもホルモンの影響からだ。

そもそも女性のからだは「生み育てる性」として男性よりデリケートに出来ている。
その上、女性は結婚や出産、育児などの生活の場面においても男性より直接的な変化を受けるし、働く現場では女性の多くが男性同様の仕事の質や量を求められて当然という現実を抱えている。
繊細なからだを持つ女性は少しの狂いや歪みでも心身への影響が少なくない。

さて私の話に戻そう。その後、私の不眠は悪化の一途をたどり、医者の門をくぐることになる。
不眠を感じるようになってから、実に8年余りの時が経っていた。今にして思えばもっと早く動けばよかった。
私の悪戦苦闘はまだしばらく続くのだけど、その経緯はまた次回に。
そろそろ眠気が来た頃だろうか?えっ、まだ?じゃあ、目を閉じて試しにゆっくり深呼吸などしてみませんか?

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[医療監修]
滋賀医科大学 名誉教授 山田 尚登 先生

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