睡眠トピックス

眠りたいむ

眠りたいむVol.7 睡眠時間と睡眠負債 監修:滋賀医科大学 精神医学講座教授 山田 尚登 先生

日本は、世界の中で平均睡眠時間が短い国の一つです。
「眠りたい時間」と「実際の睡眠時間」の差が大きいことも分かっています。
その差を補うために、睡眠時間を休日にまとめて取る方も多いと思います。日頃の睡眠不足を一気に解消しようという考えです。ところがこれでは十分な解決とはならず、知らず知らずのうちに体が危険な状態になっているかもしれません。

皆さんは「睡眠負債」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「睡眠負債」とは、英語のsleep debtの直訳で、文字通り「睡眠の負債、借金、債務」の意味です。睡眠不足(insufficient sleep:不十分な睡眠)という用語が表す、単に睡眠が不十分な状態という意味だけでなく、毎日の1-2時間程度のちょっとした睡眠不足が、まるで借金のようにじわじわと蓄積される状態で、この状態が続くと重大な問題につながることが近年知られてきたことから、「睡眠負債」という名称が使われるようになりました。
睡眠不足というと1日眠ることですぐ解消できるイメージですが、睡眠負債は幾日にも渡って蓄積された睡眠不足であることから、その解消には、数日かけて十分な睡眠をとるしかありません。

睡眠負債が怖いのは本人も気づかないうちに脳と体にダメージが蓄積していくという点です。
中でも日常生活で怖いのは、車を運転している時に注意レベルが低下し、場合によっては飲酒運転以上に危険な状態にもなるのです。
生活習慣病(高血圧・糖尿病など)、がん、認知症等、さまざまなリスクを高め、長期的にも極めて危険な身体の状態を引き起こしてしまうといわれています。
睡眠負債になるまで放置せず、十分な睡眠時間を確保して早め早めに解消するよう心がけましょう!

当サイトはシマンテックSSLサーバ証明書(旧ベリサイン)を取得しています。

ページの先頭へ戻る