睡眠は、最良の心身休養法
人間はなぜ眠るのでしょうか。
起きているときは、体をささえたり動かしたりするのに、たくさんのエネルギーが必要です。
このため、起きている間は骨の中(骨髄腔)で血液を十分につくることができません。
ところが、体を横たえ眠ると、酸素やエネルギーの消費量が最小限ですむために、骨髄腔ではこれらを使って、造血できるようになります。造血は、免疫の要でもあります。従って、睡眠は心身を癒す最良の休養法なのです。
細胞は、睡眠中に生まれ変わる
私たちの体は約60兆個の細胞からなっていますが、
このうち1兆個は、日々の新陳代謝によって生まれ変わっています。これをリモデリングと言いますが、実はこの細胞のリモデリングは、睡眠中に行われているのです。ですから睡眠不足になると、細胞のリモデリングが十分に行われないため、若さを保てなくなります。つまり、老化が促進されます。
また、体調不良の状態ではリモデリングに時間がかかることから、睡眠が不足すると、さらに老化が進むことになります。睡眠はたっぷりとりましょう。