-
ヤマネ先生「私は、冬の間ずっと眠り続けることができます。つまり、眠ることにかけてはエキスパート!
森の動物たちの睡眠の相談相手になっています。」
-
ヤマネ先生「おやおや?今日も誰か相談に来たようですよ。」
-
「森のフクロウさんの悩み」編
~睡眠障害の対処①高齢者の不眠~
-
フクロウさん「ヤマネ先生…普段は規則正しく暮らしていますが、最近、夜中に目が覚めて困っています…。」
ヤマネ先生「血圧や血糖値は悪くないようですし…、腰やヒザは痛くありませんか?」
-
フクロウさん「特に痛みはありませんが、脚が弱くなったので、外出や運動の機会は以前より少なくなりました。」
ヤマネ先生「就寝時間は何時頃ですか?夜間のトイレは近くありませんか?」
-
フクロウさん「9時にはベッドに入ります。夜中トイレには必ず行きますねぇ。」
ヤマネ先生「お年寄りの方に多くみられる症状です。」
-
<睡眠障害の対処①高齢者の不眠>
- 若い頃に比べ睡眠の必要性が減り、睡眠量が減る。
- 睡眠自体が浅くなり、昼寝も増え、トイレが近くなる。
- 足腰が弱り、外出が減り運動が少なくなる。
- 太陽の光を浴びることが少なくなり、不眠がちになる。
-
フクロウさん「気候もイイので、なるべく外で過ごすようにしますが、夜中に目が覚める日が続いていて辛いんですよ。」
ヤマネ先生「それでは、頓服で少量の睡眠薬を出しておきます。お年寄りは薬が抜けるのに時間が掛かり、ふらつきが出て転倒することもあり、注意が必要ですからね。」
フクロウさん「ほ~っ、そうなんですか。」
-
ヤマネ先生「お年寄りは若い人に比べて、夜中に目が覚める中途覚醒や、朝早く目が覚める早朝覚醒といった人が多くいます。先ずは生活習慣を見直し、睡眠薬を服用するときは注意事項を、よく守るようにしてください。」
フクロウさん「わかりました。注意します。」
-
ヤマネ先生「あと、この『睡眠障害対処の12の指針』をぜひ、読んでみてください。きっと、役に立つはずですよ。」
フクロウさん「ヤマネ先生、ありがとうございます!」
-
-
「森のフクロウさんの悩み」編 おしまい